営業にとって重要な役割を果たす問い合わせフォーム。しかし、どのツールを使えばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は無料で使えるおすすめツールを5つ紹介します。さらに、営業に役立つ活用方法や注意点についても解説しています。ぜひ、この記事を参考にして、効果的なフォーム営業を実現してください。
問い合わせフォームを営業に活用する方法
問い合わせフォーム営業とは、企業の公式サイトのお問合せフォームに営業メールを送る営業方法のことです。この営業方法は、企業のホームページなどにある「問い合わせフォーム」から、営業アプローチを実施する手法です。
問い合わせフォーム内で送信したメッセージは、送信先企業側で内容を確認された後、担当者や担当部門などに振り分けられ、必要に応じたレスポンスが返ってくる流れになります。この流れを利用し、セールスレターのような内容の問い合わせを送ることで、見込み顧客へのアプローチを実施していくことができます。
画像引用：必要なのはリストのみ。お問い合わせフォーム営業はここがすごい！
問い合わせフォームを使った営業メールのメリットとは？
- 確度の高いアポイントが獲得できる
問い合わせフォームに届く問い合わせを決裁者が確認しているケースが多くあり、相手は本文内容や添付したサービスのURLを確認したうえで興味を持ち返信するため、その他の手法と比較して確度の高いアポイントを獲得することができます。 - 面識のない企業にもアプローチできる
問い合わせフォームを使った営業メールは、面識のない企業にもアプローチできるため、新規開拓の手段として有効です。 - 反響率が高い
問い合わせフォーム営業は、Eメールやテレマーケティングといったアプローチ手法よりも反響率が高いというメリットがあります。
企業の問い合わせフォームにメールを送る、問い合わせフォーム営業。本記事では問い合わせフォーム営業のメリットや問題点を解説…
出典：問い合わせフォーム営業で成功する秘訣を解説！正しいメールの作法も
問い合わせフォームを使った営業のデメリット
問い合わせフォームを使った営業のデメリットは以下の通りです。
- 1件1件送信作業をしていかなければならない
問い合わせフォーム営業は、1件1件送信作業をしていかなければならないため、手間がかかるというデメリットがあります。 - クレームを招くリスクがある
問い合わせフォームに営業メールを送ることは問題ありませんが、面識のない企業へアプローチするためクレームのリスクもはらみます。
問い合わせフォーム営業は効果的な施策ですがデメリットも存在します。今回はより理解を深めてもらうために、問い合わせフォーム…
問い合わせフォームからの営業メールの送信方法と注意点
問い合わせフォームからの営業メールの送信方法と注意点は以下の通りです。
- 問い合わせフォームの確認
まずは、企業の公式サイトにある問い合わせフォームを確認し、営業メールの送信が可能か、文字数や入力情報に制限はないかなどを確認します。 - メールの作成
問い合わせフォームに対する営業メールを作成します。メールの内容は、相手の悩みや課題に対し、自社のサービスや製品を提案するものが一般的です。 - 送信タイミング
問い合わせフォームに対する営業メールは相手がすぐに確認できるような時間帯に送信するのが効果的です。 - 返信先の設定
返信先の設定は、自社の営業担当者のメールアドレスを設定するのが一般的です。ただし、フリーメールアドレスには対応していないことがあるため、注意しましょう。
問い合わせフォーム営業とは「企業の問い合わせフォームから、営業メールを送る手法」で、新規見込み客や新規顧客の獲得を目的に…
出典：問い合わせフォーム営業って？迷惑がられないためのコツも紹介
注意点
問い合わせフォームに対する営業メールを送信する際には、以下の注意点に留意する必要があります。
- スパムメールにならないようにする
相手に迷惑をかけないよう、スパムメールにならないように注意しましょう。 - 個人情報保護法に違反しないようにする
問い合わせフォームに対する営業メールを送信する際には、個人情報保護法に違反しないように注意しましょう。 - 返信が必要な場合は、返信先を明記する
返信が必要な場合は、返信先を明記するようにしましょう。
問い合わせフォームに営業メールを送る際に役立つツール
問い合わせフォーム営業に役立つツールの使い方を以下に紹介します。
これらのツールを使用する際には、営業先企業に関係のない情報を送信しないように注意する必要があります。また、短期間に何度も営業メールを送信すると不快に感じられることもあるため、適切なタイミングで送信するようにしましょう。
企業の「お問い合わせページ」のフォームを通じて1件1件営業メールを送るのに膨大な時間がかかる、なかなか契約に結びつかない…
問い合わせフォームに必要な情報を自動で記入できるツール
問い合わせフォームに必要な情報を自動で記入できるツールを使用する場合、以下のような手順で使用します。
- ツールを起動し、営業先企業の情報を入力する。
- ツールが自動で問い合わせフォームを開き、必要な情報を自動で入力する。
- メール本文を入力し、送信する。
企業のURLを収集してリスト化できるツール
企業のURLを収集してリスト化できるツールを使用する場合、以下のような手順で使用します。
- ツールを起動し、検索条件を入力する。
- ツールが自動で企業のURLを収集し、リスト化する。
- リストを確認し、営業先企業を選定する。
- 選定した企業に対して、問い合わせフォーム営業を行う。
メールアドレスに直接メールを送ることができるツール
メールアドレスに直接メールを送ることができるツールを使用する場合、以下のような手順で使用します。
- ツールを起動し、営業先企業の情報を入力する。
- ツールが自動でメールアドレスを収集し、メールを送信する。
- 送信したメールの反応を確認し、営業活動を進める。
無料で利用できるフォーム営業に役立つツール5選
続いて無料で利用できる、フォーム営業に役立つツールをご紹介します。それぞれ完全無料で利用できるものから、有料プランが用意されているものまであるため、目的に応じて選ぶと良いでしょう。
BIZMAPS
株式会社アイドマ・ホールディングスは、問い合わせフォーム営業に活用できるツール「BIZMAPS」を提供しています。BIZMAPSは、企業の公式サイトに設置された問い合わせフォームから、自動で営業メールを送信することができるツールです。毎月100件まで無料で利用可能であり、営業メールの送信先を自動で抽出する機能や、送信履歴の管理機能などがあります。BIZMAPSを活用することで、問い合わせフォーム営業をより効率的に行うことができます。
FUMA
株式会社Plainworksは、FUMAというツールを提供している企業です。FUMAは、問い合わせフォームを活用した営業に活用できるリスト作成ツールであり、無料で利用可能です。
他の営業リスト作成ツールを利用する際に必要になるアカウントの作成やログインといった作業が不要で、すぐに利用開始できるという手軽さが特長です。
ソーシャル企業情報
トライベック株式会社が提供しているソーシャル企業情報はリスト作成ツールです。毎日100件までのリスト作成が無料で利用可能です。
さらに、ソーシャル企業情報は、リストの作成において本社情報に絞ることができるため、重複したデータを心配する必要がありません。この機能は、営業活動の効率性を向上させ、時間とリソースを節約するのに役立ちます。さらに、このツールはZoho CRMとの機能連携も可能です。これにより、営業リストをZoho CRMに「重複なく正確な情報で簡単に」データインポートできるようになり、スムーズな営業プロセスを実現できます。
GeAIne
エッジテクノロジー株式会社が提供するGeAIneは、問い合わせフォーム営業の自動化をサポートするツールです。このツールを利用することで、リストの作成と自動送信を簡単に行うことができます。更に、GeAIneは3日間の無料トライアルを提供しており、効率的な営業活動を開始するのに最適です。無料トライアル中は300社分のリスト作成と200社分の送信が可能であることが挙げられます。これは、多くの顧客にアプローチする際に非常に便利です。さらに、同じ会社に対して何回送信しても件数換算されないため、コスト削減にも大いに貢献します。
GeAIneを有料で利用する場合、最低利用期間は3か月となり、初期費用が別途発生します。
Autofill
Autofillは、Google Chromeの拡張機能の一つで、問い合わせフォームへの情報入力を効率化するためのツールです。このツールを使用することで、入力した情報を問い合わせフォームに保存し、後で再利用することができます。
Autofillは、有料版も提供されていますが、無料版も利用可能です。ユーザーは自身のニーズに応じて選択できます。
通常、Autofillで保存した情報は、保存したサイトでのみ自動入力されます。しかし、URLの一部を変更することで、異なるサイトでも同じ情報を自動入力することができます。たとえば、問い合わせフォームのURLに一般的に使用される文字列である「contact」や「.jp」を含めることで、異なるサイトにも情報を適用できます。
ただし、情報の反映はフォームに使用されている識別子に依存します。完全に自動化するためには、異なるサイトのフォームに使用されているすべての識別子に対応する情報をAutofillに登録する必要があり、これには手間がかかることがあります。しかし、一度設定を行えば、問い合わせフォームの記入作業を大幅に簡略化できるため、便益は大きいでしょう。
問い合わせフォーム営業を無料で効率的に行うためのツールを紹介しました。問い合わせフォーム営業は元手がかからない営業方法ですが、効率化を図りたい場合、有料ツールを使用することが一般的です。しかし、無料のツールを活用すれば、コストを抑えつつ問い合わせフォーム営業を実施できるため、予算に制約のある方にとって役立つでしょう。
問い合わせフォーム営業とは何ですか？
企業の公式サイトのお問合せフォームに営業メールを送る営業方法のことです。
問い合わせフォーム営業に役立つツールはありますか？
はい、リスト作成ツールや自動送信ツールなどがあります。
問い合わせフォーム営業におすすめのツールはありますか？
はい、トライベック株式会社の「ソーシャル企業情報」やエッジテクノロジー株式会社の「GeAIne」などがあります。
リスト作成ツールとは何ですか？
問い合わせフォームに営業メールを送るためのリストを作成するためのツールです。
自動送信ツールとは何ですか？
リスト作成ツールで作成したリストに対して、自動的に営業メールを送信するためのツールです。
営業代行とは何ですか？
企業が自社で行う営業活動を代わりに行うサービスのことです。
問い合わせフォーム営業において、自動化することのメリットは何ですか？
リスト作成やメール送信などの作業を自動化することで、効率的に営業活動を行うことができます。
リストとは何ですか？
問い合わせフォームに営業メールを送信するための、メールアドレスや企業名などの一覧のことです。
自動送信ツールを利用する際に注意すべき点は何ですか？
スパム行為にならないよう、送信先の企業が自社のサービスや商品に関心を持っているかどうかを確認することが重要です。